商品開発事例
3次元方向全てに対応した支持金具 3次元自在支持金具特許第569679号
今までは必要な角度や高さに合わせて都度、特注品で賄っていた支持金具。その不便さやコスト面からお客様の「困った」という声が届き、3次元方向の全てに対応可能な支持金具を開発しました。フレキシブルな配管が可能になった上に見た目も美しく、お客様から大きなご支持をいただいています。
お客様の「こんな物が欲しい」、その声が聞こえた瞬間からコーセイの商品開発は始まります。
頭の中のイメージを”カタチ”にするために、柔軟な発想による企画・設計、熟練した加工技術を生かした製造、
時には他の協力企業・機関との連携の中で、耐久性、機能性、安全性の
どの面からもご満足いただける商品の開発に取り組んでいます。
今までは必要な角度や高さに合わせて都度、特注品で賄っていた支持金具。その不便さやコスト面からお客様の「困った」という声が届き、3次元方向の全てに対応可能な支持金具を開発しました。フレキシブルな配管が可能になった上に見た目も美しく、お客様から大きなご支持をいただいています。
当社で開発した商品の詳細をPDFデータでダウンロードいただけます。
コーセイでは、既存技術の機械化と新技術の開発という2⽅向からのアプローチで技術開発を⾏っています。
目指すのは加工技術と品質・生産性のレベルアップによる、産業社会への貢献です。
高密度ポリエチレン管は耐久性・耐腐⾷性にすぐれ、長寿命で、地震等の災害時でも折れたり破損したりしにくい管です。また軽量で加工が容易であり、施工性が非常に高いことから、災害復旧にも多く使われ、近年特に需要が高まっています。
開発背景
品質保持のために①
高密度ポリエチレン管の溶接部が、自社基準を満たしているかを引張試験にて確認。
自社基準
最小値がポリエチレン管物性値の80%以上
平均値がポリエチレン管物性値の90%以上
引張強さの平均値は、
ポリエチレン管物性値(20MPa)の95%でした。最小値は、ポリエチレン管物性値の約85%でした。
サンプルNo. | 肉厚[mm] | 幅[mm] | 荷重[N] | 引張強さ[MPa] | 平均値[MPa] |
1 | 15.87 | 9.14 | 2688 | 18.53 | 19.39 |
2 | 15.59 | 9.17 | 3000 | 20.98 | |
3 | 15.69 | 9.26 | 2493 | 17.16 | |
4 | 15.59 | 9.04 | 3171 | 22.50 | |
5 | 15.40 | 9.23 | 2527 | 17.78 |
品質保持のために②
溶接加工としては難易度が一番高い、Y形チーズのポリエチレン管をサンプルとして用いて水圧試験を行いました。
水圧試験結果サンプルNo. | 耐水圧試験 | 水圧破壊試験 | ||
1.14MPa×2分 | 合否 | 2.21MPa以上※ | 合否 | |
1 | 漏れ、割れ無し | ◯ | 2.3MPa | ◯ |
2 | 漏れ、割れ無し | ◯ | 2.4MPa | ◯ |
※圧送管にも対応しております。
上表の通り、2つのサンプルは、PWA011規格を満たすことを確認しました。
昨今課題となっている橋梁の⻑寿命化を実現するには、高機能排水システムの構築が必要不可⽋です。
コーセイではこれまで培ってきた経験と技術を生かして高機能排水システムを研究・開発。橋梁の⻑寿命化を実現し、より強固で安全な未来のインフラづくりに貢献しています。
橋の寿命を左右する原因の一つが「水」です。
排水管の詰まりによって路⾯に⾬水が滞水すると、橋⾯舗装の剥離・床版損傷を引き起こします。
また、漏水・滞水による錆びやコンクリートのひび割れは、橋梁の主構造に⼤きなダメージを与えます。
そこでコーセイは3原則を設けて研究開発に取り組みました。
従来の正方形・長方形・角錐形状の排水桝は渦による形状抵抗が大きく流れの滞留を生んでいました。そこでコーセイでは、角部を最小限にした楕円曲線形状のベルマウス(ラッパ)型の排水桝を新開発。水が桝の形状に沿って流れるので、流れの向きや速度を阻害せず、排水効率40%UPを実現しました。
このベルマウス(ラッパ)型排水桝を橋梁用の排水に適用することで、近年多発する局地的降雨に伴う道路冠水被害を抑制。日本が抱える橋梁の老朽化対策の一つとして、社会的・経済的に大きく貢献しています。
受付時間:平日9:00-17:45(土・日祝休み)
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