塩ビ(PVC)加工
P V C p r o c e s s

塩ビは幅広い用途・製品で活用される、安定性・耐久性・接着性などの特性を持つ素材です。
コーセイは塩ビの加工において独自に開発した工法を採用し、自由な形状への加工、高い品質に加えて見た目の美しさも実現する加工技術を提供しています。

塩ビ(PVC)とは

塩ビは幅広い用途・製品で活用される、安定性・耐久性・接着性などの特性を持つ素材です。コーセイは塩ビの加工において独自に開発した工法を採用し、自由な形状への加工、高い品質に加えて見た目の美しさも実現する加工技術を提供しています。

塩ビのカット加工

塩ビのカット加工
塩ビのカット加工
特注で導入した大型のバンドソーにおいて、φ600までのカット、斜めカットに対応可能です。手動の場合はそれ以上のサイズでも対応ができますので、大口径管の加工をご希望の方はご相談ください。

塩ビ(PVC)の熱加工

塩ビ(PVC)の熱加工
塩ビ(PVC)の熱加工

断面が真円の状態で曲げる、コーセイ独自の曲げ加工技術。

塩ビの熱可塑性を活かして曲げ加工を行う際、一般的な加工では寸法誤差が起こりやすく、管がつぶれ、断面が真円ではなくなるという問題が生じます。
コーセイでは独自に開発した工法を採用し、ほぼ真円の状態での曲げ加工を実現しています。

※素材それぞれが持つ軟化点まで加熱すると軟化し、冷却するとその形状を維持し硬化する性質のこと。

左:真円の管 右:つぶれた管
左:真円の管 右:つぶれた管
左:真円の管 右:つぶれた管左:真円の管 
左:真円の管 右:つぶれた管

ベンド管は、真円を保ったまま曲げることにより、下記のように品質が向上します。

  • 曲げ加工の後に行う切削・チーズ加工が正確になる
  • 配管取付の誤差が軽減される
  • 流水性の向上

小口径管はφ13から、大口径管のφ600以上でも対応可能。

建築土木で一般的に使用されているφ100〜φ250の管はもちろんのこと、小口径管から大口径管まで幅広いサイズでの熱曲げ加工に対応可能です。

1212×2424規格の大型板(4×8板)にも対応

板全体を均一に温める際に使用する板用電熱炉。コーセイでは1212×2424規格の大型板(4×8板)にも対応する板用電熱炉を保有しており、角ダクトや丸ダクトといった板製品への加工に加えて、円錐型や円柱などに変形させ、既製品にはない異手管継手等の作成も可能です。

板用電熱炉
板用電熱炉
円錐型、円柱型などに変形
円錐型、円柱型などに変形

塩ビ(PVC)の切削・溶接加工

塩ビ(PVC)の切削・溶接加工
塩ビ(PVC)の切削・溶接加工

綿密な計算と切削技術でミリ単位での調整が可能。

塩ビ溶接の前段階として重要なのが、母材の切削です。
綿密な計算と切削技術でミリ単位の調整を行い、溶接後の接合部がピタリと合わさるように加工します。

加工工程

加工工程1

工程1

塩ビ溶接の前段階として重要なのが、母材の切削です。

加工工程2

工程2 微調整

綿密な計算と切削技術でミリ単位の調整を行い、溶接後の接合部がピタリと合わさるように加工します。

加工工程3

工程3 溶接

同様に溶接でも細かい調整を行い、接合部に隙間ができないように溶着させていきます。コーセイでは資格を有する経験豊富な職人が切削・溶接加工を行い、強度と美しい見た目を両立した接合を実現しています。

塩ビ(PVC)の板加工

塩ビ(PVC)の板加工
塩ビ(PVC)の板加工

多種多様な製品を生み出す板加工

板材から生み出されるものの種類は様々です。例えばダクトや水槽など、変幻自在に形を変えることができます。塩ビパイプと同様、溶接、切削、FRP加工などの技術を組み合わせることで、パイプよりも使用用途は幅が広がり、お客様のニーズにも柔軟にお応えすることが可能になります。

角型ダクト管
角型ダクト管
水槽
水槽
塩ビ用NCルーター

一般的な塩ビ用NCルーターの対応力は板厚10ミリ程度まで。対してコーセイの塩ビ用NCルーターは30ミリ、50ミリといった極厚板にも対応可能です。特注のエンドミル(回転刃)と設定により、極厚板から立体的に削り出す加工も行っています。

各種エンドミル
各種エンドミル
NCルーターのエンドミルを各種取り揃えています。様々な形状のエンドミルによって、対応できる加工の幅が広がります。
厚板切り出し加工
厚板切り出し加工
30ミリ、50ミリといった厚板から立体的な製品を切り出すことができます。複雑な形状の製品、図面・プログラミングもご相談ください。

塩ビ(PVC)のFRPライニング加工

塩ビ(PVC)のFRPライニング加工
塩ビ(PVC)のFRPライニング加工

見た目の美しさにもこだわるFRP加工

FRP(繊維強化プラスチック)とは繊維とプラスチックが複合された素材です。ガラス繊維のマットと樹脂を積層して補強する加工方法が「FRPライニング加工」。この加工によって強度と品質が向上し、ライニング後に母材と同じ色で塗装をすることで、美しい仕上がりが実現できます。

FRPライニングの流れ

ライニング前
ライニング前

ライニング前

FRPライニング前に表面をサンディングします。表面に凹凸をつけることで、FRPのつきが良くなり、強度が上がります。

ライニング後
ライニング後

ライニング後

ライニングは、お客様のご要望に合わせて仕様を変更することが可能です。
(例)全面2プライ、溶接面のみ2プライなど

塗装後
塗装後

塗装後

母材の色に合わせた塗装を行うことで、見た目にもこだわって仕上げています。

お問い合わせ
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塩ビ・その他プラスチック加工についてご相談承ります。

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